2015年1月、FWT（家族及び女性チーム／Family & Woman Team）は、「家族と女性会員の増強」「女性リーダーの育成」「優れた奉仕活動の発掘と拡大」の3つの任務を持ち日本からスタートしました。
◇2016-2017年度
第5会則地域副リーダーに就任したL長澤千鶴子は、2016年7月12日発の文書で
【重点施策FWTの展開 !! ４ つ の 目 標 !! 】
を発表し、スタートして間もないFWTの組織作りと、FWTコーディネーターと日本のリーダーたちに、FWTの浸透に取り組みました。
- 優れた奉仕を通して行う会員増強
（奉仕活動参加促進） - 家族と共に奉仕の拡大
（家族会員の増強） - ４人に１人は女性会員／４年に一度は女性ガバナー誕生
（女性会員の確立、女性リーダーの育成） - 支部クラブ結成目標 クラブが１つの支部作り
（会 員 維 持）
◇2017-2018年度
FWTは重点施策のポイントをさらに絞り、「女性を中心としたクラブ支部作り」と「女性ならではの奉仕活動の推進／子供の貧困・糖尿病・小児がん」を活動の中心としました。
クラブ支部作りには、地域や会社などの小グループ単位での結成を図るほかに、現在ほとんどペーパー会員となっている家族会員の方々を集めて、クラブ支部へと発展させて行くことをイメージしました。積極的にガバナー協議会やガバナーチームに協力を仰ぎ、またGATの仲間であるGST、GMT、GLTと、奉仕、会員増強、指導力育成のそれぞれ分野で連携して推進するようにいたしました。お陰様でクラブ支部は通年で62支部が結成され、この成功をバネとして2018－2019年度に入ってもクラブ支部作りへ意欲的な取り組みが続いています。
女性のクラブ支部作り(＊)
リジョンまたはゾーンで一つ
～GST、ＧＭＴ、ＧＬＴと連携し親クラブを訪問しよう～
(＊)もちろんクラブ支部に男性の参加もOKです
また、優れた奉仕活動は人々の共感を呼び、ライオンとしての意識を高め、仲間作りの大きな助けともなります。FWTの呼びかけで「糖尿病予防食のレシピ作り」「子ども食堂」など、女性会員による子供や弱者を支援する奉仕活動が各地で始動しました。なかでも小児がんの治療等で髪を失った子どもにウィッグを贈るための「ヘアドネーション」は全国的な盛り上がりを見せ、500人分以上の寄付が集まっております。
◇2018-2019年度
今年度は、昨年度の活動を踏襲しつつ、『クラブ活性化計画～「取り組もう家族会員」』を新たに加えました。ライオンズクラブの未来のために女性と若者をいかに取り込むか、その鍵となるのが家族会員制度と考えております。まず、一番身近にいる女性と若者へライオンズをアピールしましょう。
ただし家族会員の勧誘に、21.5＄の国際会費半額を理由にしてはなりません。また、数合わせの会員増強は将来の憂いの元となります。優れた奉仕活動を提案し、家族と共に取り組む喜びを提供しましょう。奉仕にも例会にも積極的に参加するよう促していくことが、ライオンズクラブ活性化の近道となります。
！！クラブ活性化計画！！
ＦＷＴにおける「女性を中心としたクラブ支部作り」に
「取り組もう家族会員」を新たに加える！！
≪100名のライオンズ比較≫
①会員100名のクラブと会員25名のクラブ×4クラブで、奉仕の活動力を比較すると・・・
意思決定や伝達の速さのためか、会員25名×4クラブの方が奉仕の活動力は上
②会員100名のクラブと会員10名のクラブ×10クラブで、奉仕の活動力を比較すると・・・
しかし会員10名となるとクラブ維持で精一杯。会員の思考も内向きになりがち・・・
毎期エクステンションを上回ってクラブの解散があります。クラブが安心して奉仕活動に取り組むためには、やはり原点の20名以上の会員が望ましい。会員数が減って活動が停止するまえに、クラブ活性化計画に取り組みましょう。
◇2020年オリンピック・パラリンピックイヤーに向けて
第101回ラスベガス国際大会において、ライオンズクラブ国際協会初の女性国際会長が誕生しました。女性国際会長誕生と次の100年へのスタートが重なり、世界のライオンズは熱い期待を持ってグドラン国際会長に注目しています。しかし、逆から考えると女性が国際会長に就任するまで100年もかかったことになります。世界に肩を並べ、日本においても女性リーダーを育てるためには、まずリーダーが生まれる土壌づくりをしなければなりません。FWTは2020年に日本のライオンズで女性会員比率36％、女性と家族会員（子会員）比率50％を目指します。
ライオンズクラブは女性が活躍することで奉仕の視野が広がり、災害被害者や社会的弱者に寄り添うきめ細やかな対応が可能となります。私は女性によりWe Serveを実現する力は無限大になると心を強くしております。
FWT日本エリアリーダー 長澤千鶴子
